ひとり経営企画室の調査の基本<報告書の構成>
ここまで「ひとり経営企画室の調査の基本」として、
情報収集、分析・整理、報告書作成と見てきました。
そして、前回のブログでは、スライドの基本要素を見てきました。
tanaka-corp-plan.hatenablog.com
今回は、スライドをひとつのパッケージとして、報告書にする部分です。
報告書の構成は、結論を最初に示すか、最後に示すかの2通りがあります。
一般的なビジネス書でオススメされているのは、最初に結論を示す構成ですね。
結論を最初に伝え、根拠を後から述べる形になります。
時間がない相手に対して、短時間で結論を伝えられるのが長所です。
一方で、何の前置きもなく、相手にとって受け入れにくい結論を伝えた場合は
頭で理解できても、感情面で反発されてしまう可能性が高くなりますね。
もうひとつの型が、最後に結論を示す構成です。
起承転結と似たような流れになるので、理解しやすいですし、
前提知識がない場合にも受け入れやすくなります。
短所としては、説明する時間がかかりやすいことや
聞き手が途中で流れを見失ってしまう場合があることです。
流れを見失わないように、目次スライドを適度に入れることや
説明してきた内容を途中で振り返ることも工夫として挙げられますね。
どちらの構成にも長所、短所があるので、
話す相手や場によって使い分けるのがよいと思います。