田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

電気料金の変化

最近、物価が上がっていると耳にしますね。

例年と同じくらいの電気の使い方なのに、

電気代が高いな、と思うことはありませんか?

 

まずは一般的な家庭の電気代の内訳です。

電気料金は、基本料金、電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金、 口座振替割引額から算出される。

 

電気料金は、固定の金額の基本料金、使用量で増加する電力量料金、

再生可能エネルギー発電促進賦課金から構成されています。

電力量料金の中に燃料費調整額というものが含まれています。

そして、これらの合計から口座振替割引額が差し引かれます。

 

上記の例のように、平均的な家庭の使用量260kWhであれば8,871円となります。

 

このうち再生可能エネルギー発電促進賦課金は毎年、

燃料費調整額は毎月更新されています。

この二つの増加が最近目立つようになりました。

 

平均的な使用電力量260kWhの場合、2022年5月以降は897円である。 2015年5月は同条件で411円であり、そこから倍以上の値段になっている。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は年々上昇しており、

平均的な電力使用量260kWhであれば2022年5月以降は897円になります。

2015年5月には411円だったので、倍以上の値段になっています。

 

直近の最安値は2021年1月の▲1,352円である。ところが、2022年7月は 1,079円であり、最安値からは約2,400円も上昇している。

 

燃料費調整額は、再生可能エネルギー発電促進賦課金より

さらに値段の上昇が激しくなっています。

 

月に260kWhの使用量であれば、2021年1月は1,352円のマイナスだったのが、

2022年7月には1,079円のプラスになっており、その差は約2,400円になります。

1年半前にくらべて月2,400円も値段があがれば、高くなったな、と思いますよね。

 

原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の貿易統計価格にもとづき、

毎月平均燃料価格を算定し、それをもとに燃料費調整額が決まります。

これらの資源の値上がりが続くと、電気料金も値上がりが続くことになりますね。

 

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