調査の基本
Excelには、相対参照と絶対参照があります。 数式を別のセルにコピーすると、 コピー先に応じて数式中に参照しているセルも変わるのが相対参照。 変わらないのが絶対参照です。 普通に数式をセルに入力すると自動的に相対参照になるので、 相対参照のほうが…
調査をして二つのグループ間で見られた差が 統計的に有意な差かどうかを知りたい場合があります。 平均の差であればExcelでもT.TEST関数で簡単に計算できます。 tanaka-corp-plan.hatenablog.com しかし、割合の差の場合は、T.TEST関数のようには計算できま…
欲しい数値情報をネットで探していると 資料がPDF形式で公開されている場合があります。 掲載されている表を違う切り口で再度集計したい場合には このPDFをExcelにしたくなりますよね。 最も確実な方法は、PDFを見ながら自分でExcelに手入力する方法です。 …
情報収集における大事な手法のひとつにヒアリングがあります。 調査会社を使えば、聞きたい人をピンポイントで探し出してくれますが、 やや費用がかかるのが難点です。 できれば、身近な人で費用を安く抑えたいケースが多いと思います。 BtoCの製品やサービ…
定量的なデータを分析する際に 統計学的手法を使うことがあるとお伝えしました。 tanaka-corp-plan.hatenablog.com 二つの集団の平均値に差があるかどうかを調べるときに よく使われる手法としてt検定があります。 Excelにも関数や分析ツールとして提供され…
ここまで「ひとり経営企画室の調査の基本」として、 情報収集、分析・整理、報告書作成と見てきました。 そして、前回のブログでは、スライドの基本要素を見てきました。 tanaka-corp-plan.hatenablog.com 今回は、スライドをひとつのパッケージとして、報告…
報告書として、プレゼンテーションスライドを作成する機会があると思います。 基本的な形式は、次のようになります。 最低限必要な要素としては、次の通りです。 メッセージ タイトル グラフや表など 注意点や参考にした資料など 作り方ですが、まずは「その…
定量的なデータに対して、統計学の手法を使うこともあります。 使える場面として、特に次の2つが挙げられます。 関係性を探す 差があるか確認する さまざまな手法がありますが、 私が試したことがある手法をスライドにまとめました。 まずは、関係性を探す場…
最後に紹介するグラフは、散布図です。 このグラフは2つの値に相関関係があるときに描くグラフです。 この例では、コロナ受け入れ患者数が増えていくと、 補助金額も増えていくという関係性を表しています。 相関があるからといって、因果があるわけではあり…
棒グラフの次によく使うグラフは、折れ線グラフです。 折れ線グラフは、1本だけではあまり魅力がありません。 何本かを描いて、比較することで、伝えたいメッセージが強調されます。 この例であれば、伝えたいメッセージは 「消費税は安定した主軸となる税…
前回の縦棒グラフに続き、今回は横棒グラフです。 tanaka-corp-plan.hatenablog.com まずは横棒グラフの例です。 商品・サービスといったアイテムを比較するときに 横棒グラフは適していますね。 スライドは横長なので、横棒グラフを横に並べるといったこと…
数値の情報は、グラフにすると視覚的にわかりやすくなります。 よく使うグラフを紹介します。まずは縦棒グラフです。 縦棒グラフは、時系列データを表現するときや データの分布(ヒストグラム)を見るときに使います。 ビジネスであれば、年度ごとの売上や…
前回のブログで、分ける方法の例をいくつか挙げました。 tanaka-corp-plan.hatenablog.com ビジネス向けの分け方・まとめ方でよく使われるのが、フレームワークです。 フレームワークを使うことで、全体から詳細に分けて考えることができます。 また反対に、…
これからしばらくは、 集めた情報をどのように分析・整理していくか、 について書いていくことにします。 基本は、情報収集と同じように 「全体から詳細へ、詳細から全体へ」の行き来になります。 言い換えると、分けて見ていくことで、どこに原因や違いがあ…
日本の高齢化は、待ったなしの状況ですね。 今回は、同じ高齢化のデータでも、伝えたいメッセージによって グラフを使い分けるとよい、ということをお伝えしたいと思います。 よく見かけるのは次のようなグラフかもしれません。 このようなグラフは、人口(…
ここまで情報収集を行うために 必要となる情報源やインタビュー、アンケートについて触れてきました。 それでは、これらを使ってどのような流れで情報収集するのか、 具体例もあわせてみていきたいと思います。 情報収集の流れですが、大きくつかんでから詳…
インタビューは重要なポイントをその場で深掘りできるのが長所でした。 しかし、数をこなすのが難しいので、定量化できないのが欠点でしたね。 その欠点を補うのがアンケートになります。 アンケート相手が身近にたくさんいるのであれば別ですが、 そうでは…
インタビューの具体的な流れを説明します。 インタビューは、設計、依頼、実施、お礼と関係性維持の 4つの段階に分かれます。 インタビューそのものも大事ですが、 インタビュー前の設計(準備)も同じくらい大事です。 設計では、調査目的に合った質問を洗…
情報を自分で創造することもできます。 方法としては、インタビューやアンケート、実験・観察が挙げられますね。 特にインタビューは非常に強力なツールだと言えます。 インタビューの長所は、以下のものです。 インタビュー相手の視点で、現状を詳細に知る…
ひとり経営企画室の調査として、 最大限に活用したいのがネット上の情報です。 ただし、ネット上にある情報は玉石混交なので、 ある程度、信頼できるサイトから情報を得ることが大事になってきますね。 まずは政府。政府は様々な調査を行っており、その結果…
調査の目的をおさえたら、実際に調査を始めます。 慣れてくれば、個々のタスクや全体スケジュールを 最初の時点で作ることもできます。 しかし、慣れていない場合や知らない分野であれば、 まずは少し調べて、感覚をつかむほうがよいと思います。 情報源には…
上司に「○○について調べておいて」と軽く言われたことはないでしょうか。 そういった場合に、どの程度詳しく調べるのか、 どれくらい時間をかけられるのか、 わからずに困ってしまいますよね。 調査を頼まれた時、目的や背景、調査期間、費用について 明らか…
新規事業の企画も3つのフェーズに分けられます。 まず、事業機会の発見フェーズ。 そして、見つけた機会に対して商品・サービスを設計する事業計画の立案フェーズ。 最後に、その計画を関係者に説明し、承認を得て、実行するフェーズです。 事業機会の発見フ…
会社で行う調査の例としては、 既存事業の課題解決における調査と 新規事業の企画における調査が挙げられます。 まずは既存事業の課題解決における調査を取り上げます。 既存事業が何らかの課題を抱えており、期待した成果が得られていないとします。 その場…
簡単な調査をスライドにまとめ、解説をつけて これまでブログにしてきました。 これからしばらくは私が学んできた調査の基本を書いていくことにします。 調査会社が大企業のクライアントから受注して行うような大規模な調査ではなく、 社内に蓄えたビッグデ…