田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

高齢化の推移

日本の高齢化は、待ったなしの状況ですね。

今回は、同じ高齢化のデータでも、伝えたいメッセージによって

グラフを使い分けるとよい、ということをお伝えしたいと思います。

 

よく見かけるのは次のようなグラフかもしれません。

 

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このようなグラフは、人口(人数)がどのように変化していくのか、

を見るには最適だと思います。総人口が減っていくことがよくわかりますね。

 

もし各世代がどのような比率で推移していくのか、

例えば高齢者の割合を読み取るのであれば、次のようなグラフがよいでしょう。

 

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これであれば、65歳以上の年金世代の割合が

加速度的に増えてきていることがわかりますよね。

 

最後は、年金世代は急激に増加する一方で、

それを支える現役世代は減っていることをメッセージとして伝えるなら、

このようなグラフがよいと思います。

 

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年金世代がググッと増えたこと、

それを支える現役世代が減っていることが伝わると思います。

 

ポイントは、次になります。

 

  • 変化が大きく、最近に感じられる年代(過去30~35年間)に絞る
  • 65歳以上をひとくくりにしてしまう
  • 厳密には不詳もあるが、ごくわずかなので除く。
    ただし、注意点としては明記する。
  • (少しイレギュラーですが)現役世代を一番下、
    年金世代を一番上にすることで、割合をグラフから読み取りやすくする。

 

情報を絞ることで、伝えたいメッセージを際立たせる、

ということについて、今回のブログでは書いてみました。

 

では、また。

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