ひとり経営企画室の調査の基本<分析・整理の基本>
これからしばらくは、
集めた情報をどのように分析・整理していくか、
について書いていくことにします。
基本は、情報収集と同じように
「全体から詳細へ、詳細から全体へ」の行き来になります。
言い換えると、分けて見ていくことで、どこに原因や違いがあるのか、
を見つけていく。そして、詳細に分けて見たうえで、
まとめるとどのようなことが言えるのか、を考えていくことになります。
情報収集と並行して、情報の分析・整理が行われることもありますね。
分析の基本は、分けることと、比較し、同じ点や異なる点を探し出すこと、です。
分ける方法の代表例としては、次のものが挙げられます。
- 3つに分ける
- 2x2に分ける
- ツリー構造に分ける
- プロセス順に分ける
- 時系列に分ける
次回に出てくるフレームワークも分けるツールとして使えますね。
比較することも分析の基本で、
同じ点や異なる点を探し出すことが大事です。
例えば、今年のA事業部の売上が10億円という情報があったとします。
これだけでは10億円の意味合いがわかりにくいですよね。
そこで何かと比較をするとわかりやすくなります。
他のB事業部は5億円、C事業部が1億円であれば、
A事業部は「稼ぎ頭」と言えるかもしれません。
また、一昨年40億円、昨年20億円であれば、
「売上が毎年、半減している」と言えるでしょう。
10億円という数字がより具体的になるのではないでしょうか。
このように分析や整理の基本は、分けること、
比較して、同じ点や異なる点を探し出すことになります。
では、また。