田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

業態別に見た医療機関の倒産状況

田中です。

 

前回は医療機関の倒産について全体像を見ていきました。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

今回は業態別に分けて見ていきます。

まずは倒産件数についてです。

 

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医療機関を病院、診療所、歯科医院に分け、

倒産件数での内訳を見てみました。

 

年によってばらつきが多いので全体像がつかみにくいのですが、

病院の件数が減り、歯科医院が増えているように見えます。

そこで、ばらつきをならすために4年で平均をとりました。

 

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このようなグラフにすると、病院の倒産件数が減り、

歯科医院の件数が増えていることがわかりやすいですね。

同じ方法で負債額で見てみました。

 

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負債額で見ると、件数とは反対に病院の占める割合が多いことがわかります。

歯科医院は10%弱になりますね。

 

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最後に業態別に倒産1件あたりの負債額を計算してみました。

 

負債額は病院が圧倒的に大きく、年にもよりますが20億円前後でしょうか。

前回、ご紹介した病院の負債総額は約52億円でした。

病院という業態でみても、平均的な負債額より大きいようですね。

 

では、また。

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