令和2年(2020)人口動態統計月報年計(概数)の概況(2)
田中です。
前回の続きです。
今回は、出生数の反対にあたる死亡数を見てみました。
戦後直後は、0~14歳の子どものうちに亡くなる人が多くみられました。
その後20年間ほどで0~14歳の死亡数が大きく減少していますね。
第2次ベビーブームの頃には、子どものうちに亡くなる人は
大きく減ったと言えそうです。
子どものうちに亡くなる人が減れば、平均寿命は大きく伸びますね。
15~74歳の死亡数は、大きな変化は見られず、微減というところでしょうか。
ある程度大きくなれば死ぬ確率は低くなるということですね。
そして第2次ベビーブームが終わったころから
75歳以上の高齢者の死亡者数が一気に増加し続けます。
歳をとってから亡くなる人が普通になっていったのでしょうね。
それに伴い平均寿命も伸びていったと思われます。
戦後といえば、ほんの80年程前ですが、
今とは違う状況がこれらの図表からも読み取れそうですね。
では、また。