平均寿命(1)
田中です。
Twitterでこのようなツイートを見かけました。
現代人の平均寿命が伸びたのは、ワクチン、栄養状態の改善、基本外科の確立、抗生物質の登場、衛生環境の整備、など基礎インフラの確立で説明できます。国の経済レベルがこの条件を満たす一線を超えると、各国医療費の差ほど平均寿命はそこまで大きく変わりまへん。ただしロシア人男性以外は https://t.co/t90IdNnmRE
— ベーコン研究所 (@allergen126) 2021年8月15日
日本人は長生きだと知っていますが、
経済レベルが近い他の国に比べてどれくらい差があるのか、
についてはよく知りませんでした。
OECDの資料を見て、調べてみることにしました。
2019年における日本の平均寿命は、84.4歳でトップでした。
コスタリカまでの上位27か国の平均寿命は80歳を超えており、
それほど大きな差があるわけではなさそうですね。
性別にわけてみました。国の並びは1枚目の図と同じです。
いずれの国においても、女性のほうが男性より平均寿命が長いですね。
日本は、女性の平均寿命はトップですが、男性はそうではありません。
グラフを見ていると、国ごとの女性の平均寿命の差に比べると、
男性のほうが差が大きいように見えますね。
そこで、女性と男性の平均寿命の差を計算してみました。
これも国の並びは同じです。
ロシア連邦の男女差が最も大きいですね。
それに続くのがリトアニア、ラトビア、エストニア、ポーランドといった国々です。
偶然なのか、同じような地域に集まっている感じがしますね。
日本は、これらの国ほどには男女差がありません。
しかし、上位の国においては差があるほうにわけられそうです。
では、また。