田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

テレワークの普及(2)

田中です。

 

前回のブログはテレワークが省エネに与える影響と

東京都での普及度合いを見ました。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

今回は、従業員規模別にみていきます。

まずは従業員規模別のテレワーク実施率推移です。

 

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従業員規模が大きな企業ほど、テレワークの実施率は高くなっています。

コロナ禍が起きてからは、どの規模の企業においても

ほぼ横ばい、または、微増となっています。

 

コロナ禍以前に比べると、規模が小さな企業ほど実施率の増加は高くなっています。

これは実施率が以前は低かったことが影響しているといえます。

例えば、300人以上では、以前でも40%の実施率に対し、

30-99人では、以前は20%の実施率しかありませんでした。

 

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2021年に入ってからのテレワーク実施回数を調べたものです。

1月には週3日が6割近くを占めていましたが、

7月では5割程度にまで減っています。

 

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実施回数で見ると、週1日が最も多く、続いて週5日となっています。

しかし、1月と7月の差を見ると、

週1日は9%増加しているのに対して、

週5日は2.9%減、週4日は4.7%減となっています。

このような背景があり、週3日以上の実施率が5割程度にまで減ったといえます。

 

テレワークと一口にいっても、

週1~2日の実施から週5日のフルリモートまで幅があります。

フルリモートは減少し、週1日のテレワークが増えてきている傾向が見られますね。

 

では、また。

 

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