田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

首都圏マンション供給戸数

田中です。

 

以前、J-REIT保有物件がコロナ禍でどのように変動したのか、を見ました。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

今回はもう少し具体的に、もう少し長期的に

首都圏マンションの供給戸数を調べてみました。

 

www.fudousankeizai.co.jp

 

まずは首都圏全体のマンション供給戸数です。

 

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首都圏全体では、2013年に5.5万戸でピークになっています。

その後は年率8.8%で減少が続き、2020年は2.9万戸です。

2019年よりは若干増えましたが、ピーク時の約半分です。

ずいぶんと減りましたね。

 

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首都圏を都区部、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県に分けて

2020年の供給戸数とピークだった2013年からの成長率

(実際にはマイナス成長なので縮小率ですが)をプロットしてみました。

 

都区部、神奈川県、埼玉県、都下の4地域を見ると、

供給戸数の多い地域ほど、減少率も大きいと言えます。

大きかったところがガンガン縮んでいる感じでしょうか。

千葉県だけはこの法則からは外れており、

縮小せずに安定した戸数を供給し続けているようです。

 

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特徴的な都区部と千葉県だけを抜き出して、

マンション供給戸数の推移をグラフにしてみました。

 

都区部のピークも2013年で、その後、大きく減少していることがわかりますね。

一方、千葉県は都区部よりも少ない戸数ではありますが、

比較的安定的に供給されていることがわかります。

同じ首都圏であっても地域によって差があることがわかりますね。

 

では、また。

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