田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

首都圏マンションの広さ

田中です。

 

前回までのブログで、首都圏マンションの供給戸数と価格を見てきました。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

今回は、平米単価から広さを計算し、地域ごとに比較していきます。

まずは平米単価です。

 

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平米単価も、平均価格と同じような右上がりの傾向を示しています。

ただし、少し角度が急に見えますね。

平均単価を平米単価で割ると、平均の面積が求まります。

 

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首都圏全体でみると、平均的な面積は狭くなっていることがわかります。

2008年に74.6m2だった広さが、2020年には67.5m2にまで狭くなっていますね。

地域差はどのようになっているのでしょうか。

 

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左にいくほど狭く、下に行くほど年々狭くなっていると言えます。

都区部は狭く、さらに狭くなる速さが他の地域よりも大きいですね。

一般的に面積が狭い地域ほど、さらに狭くなっていく、と言えそうです。

 

他の地域を突き放して、都区部に集中していく様子が目に浮かびますね。

 

ここまでの情報をまとめてみました。

 

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供給量が大きく減っていき、価格は上昇し、面積は狭くなっている都区部。

それを追いかける神奈川県と埼玉県は、都区部の変化の速さについていけていない。

千葉県は、それを追いかけていますが供給量が一定という、

マイペースさも見られます。

 

首都圏というくくりではひとつなのかもしれませんが、

細かくわけてみていくと地域差がでていることがわかりますね。

 

では、また。

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