ひとり経営企画室の調査の基本<新規事業における調査>
新規事業の企画も3つのフェーズに分けられます。
まず、事業機会の発見フェーズ。
そして、見つけた機会に対して商品・サービスを設計する事業計画の立案フェーズ。
最後に、その計画を関係者に説明し、承認を得て、実行するフェーズです。
事業機会の発見フェーズでは、調査が中心となります。
いわゆる3C(Customer、Competitor、Company)のフレームワークですね。
それぞれの視点で情報を集めていきます。
Customerの視点では、顧客の顕在・潜在ニーズを見つけていきます。
そして、見つけたニーズがどの程度の規模になるのか、
すなわち市場規模もあたりをつけます。
この段階でのカギは、見つけたニーズに対して、
自社の強みを生かして応えることができるのか、になります。
新規事業であれば何をやってもいい、ということであれば、
ここでの調査は膨大なものになってしまいます。
一般的には、自社の強みを軸にして、新たな市場(顧客)を探すのか、
あるいは、今の顧客に対して、自社が新たな商品・サービスを提供できるのか、
という流れで調査することが多いのではないのでしょうか。
事業計画の立案や、計画の説明・実行フェーズでも調査は行います。
商品・サービス案を評価するときや、財務シュミレーションを作成するときに
情報が必要となることが多いですね。
また、実行して計画どおりに結果が得られているのか、
指標を調べて、計画を見直すことはよく行われていると思います。
では、また。