ひとり経営企画室の調査の基本<既存事業における調査>
会社で行う調査の例としては、
既存事業の課題解決における調査と
新規事業の企画における調査が挙げられます。
まずは既存事業の課題解決における調査を取り上げます。
既存事業が何らかの課題を抱えており、期待した成果が得られていないとします。
その場合、課題を発見し、それに対する解決策を立案。
そして、解決策を関係者に説明し、承認を得た後、実行します。
実行後は、効果を検証し、解決策へ反映させる、見直すことが行われますね。
調査は、課題の発見段階で行われることが多いです。
この段階では、目に見えてきているいくつもの現象の裏側にある
本質的な課題を見つけることがポイントとなります。
そのために幅広く、なおかつ、重要な点は掘り下げて調べる必要がありますね。
例えば、事業が伸び悩んでいるとします。
その場合は、市場や競合、自社の視点での調査を行い、
集めた情報から考えられる本質的な課題を見つけることになります。
また別の例として、ある特定の業務効率が低いとします。
その場合は業務をステップごとに分け、
それぞれにかかっている時間や人、費用などを整理します。
多くの場合、ある特定のステップが大きく効率を下げていることが多いですね。
また、多くのステップに関わる課題が裏側に隠れている場合もあります。
そのような本質的な課題、対処すべき課題を見つけるのがこの段階になります。
解決策の立案や解決策の説明・実行段階でも調査は行われることがあります。
例えば、解決策の案を考える参考にするために、
成果をあげている会社の情報を集めることがあります。
また、実行段階で効果を把握するための調査がありえますね。
このように既存事業の課題解決において、
調査は重要な役割を担っていると言えます。
では、また。