ひとり経営企画室の調査の基本<社内ヒアリング>
情報収集における大事な手法のひとつにヒアリングがあります。
調査会社を使えば、聞きたい人をピンポイントで探し出してくれますが、
やや費用がかかるのが難点です。
できれば、身近な人で費用を安く抑えたいケースが多いと思います。
BtoCの製品やサービスであれば、
社内にユーザーがいるケースも多いのではないでしょうか。
例えば、新商品で高機能トースターを企画した場合、
社内に競合のトースターを使っている人がいるかもしれません。
そういった場合は、社内にヒアリングの件を広く知らせ、
積極的に対象者を探して、ヒアリングをするとよいでしょう。
ただし、あくまでユーザーの立場としてお話を伺う、ということが大切です。
人によっては、企画自体にいろいろ意見を言ってくることがあります。
もちろん、しっかりとした根拠があり、
納得できる意見であれば耳を傾ける必要はあります。
しかし、その人の立場によっては、
大きな理由もなく企画を否定してくることがあります。
例えば、新規事業には反対の立場である、といった場合です。
そういった意見は、ひとつのヒアリングの結果ではありますが、
取り扱いには十分注意したほうがよいと思います。