ひとり経営企画室の調査の基本<インタビューの長所・短所>
情報を自分で創造することもできます。
方法としては、インタビューやアンケート、実験・観察が挙げられますね。
特にインタビューは非常に強力なツールだと言えます。
インタビューの長所は、以下のものです。
- インタビュー相手の視点で、現状を詳細に知ることができる
- 事前準備で漏れていた点や勘違いしていた点を修正できる
- 重要なポイントに対して、その場で深掘りして聞くことができる
- より詳しい人を紹介してもらうことができる
最初の「インタビュー相手の視点で」というのは、大事なポイントで、
聞く相手によって「視点が異なる」ということに気をつける必要があります。
そして、自分が欲しい情報は、誰からの視点なのかを意識し、
その視点を持つ人にインタビューに行く必要があります。
例えば、ある商品について、小売り側の視点で情報を得たいのか、
あるいは、卸側の視点で情報を得たいのか、といったことあります。
卸側の視点で情報を得たいにも関わらず、
商店主にインタビューしては欲しい情報は得られませんよね。
逆にインタビューの短所は、以下のものです。
- インタビューのアポイントをとることが難しい
- 1件のインタビューのコストが高い
- 多くのインタビューができない場合、少数の意見に影響を受けやすい
- 件数が少ないと定量化できない
聞きたい相手が身のまわりにたくさんいるのであればよいのですが、
そうではないことも多いと思います。
そのような場合にインタビュー相手を探すことは大変です。
また、相手が忙しければ、アポイントがずいぶん先になることもありますね。
このように、コストとは費用というよりも、
必要になる時間という意味合いが強いです。
このような状況では、たくさんのインタビューを集められないのが
一番大きな短所になります。
この短所を補完できるのがアンケートになります。
アンケートの場合も、依頼先が自分の知り合いだけだと数が足りませんが、
調査会社に依頼すれば、かなりの範囲をカバーすることができます。
もちろん、費用はかかりますが、他の調査よりは安価だと思います。
インタビューで仮説をつくり、アンケートの質問票を作る。
そして、アンケートで数を集めて、定量化する。
このような流れで進めるのが一般的ですね。
では、また。