ひとり経営企画室の調査の基本<散布図>
最後に紹介するグラフは、散布図です。
このグラフは2つの値に相関関係があるときに描くグラフです。
この例では、コロナ受け入れ患者数が増えていくと、
補助金額も増えていくという関係性を表しています。
相関があるからといって、因果があるわけではありません。
しかし、この例では患者数に応じて補助金は出ていると思われるので、
患者数の増加は、補助金の増加につながると言えるでしょう。
むしろ注目すべきなのは、関係性から外れているものです。
この例であれば、F病院は患者数が多いにも関わらず、
本来もらえると思われる補助金を受け取っていないと推測されます。
背景にどのような要因があるのか、気になるところですね。
ここまで代表的なグラフを見てきました。
まとめると以下のスライドのようになります。
これまでに紹介しなかったものに、円グラフがあります。
円グラフは内訳を示すときに使いますが、
複数のアイテムの内訳を示して比較するのであれば、
棒グラフを使う方がよいと思います。
円グラフを使うのは、アイテムが1つのときだけが多いでしょう。
では、また。