旅行業界に対する新型コロナの影響(1)
田中です。
このようなニュースがありました。
この時期の最終赤字は2年連続ですが、
コスト削減の効果などで赤字幅は縮小しました。
新型コロナの旅行業界に対する影響は
本当に凄まじいものがあります。
国内の宿泊者数がどうなったのか、調べてみました。
2010年以降、延べ宿泊者数は年々増え続け、2019年には6億人泊に迫りました。
しかし、2020年は新型コロナの影響で半減したことがわかりますね。
10年かけて積み上げてきた宿泊者数がいきなりなくなり、
2009年のレベルになってしまった、と言えます。
内訳を見てみます。
新型コロナが広まりだした2020年2月以降、外国人宿泊者は急速に減りました。
現在はわずかにありますが、ほぼゼロの状態です。
日本人宿泊者も2020年3月以降急速に減り、
4月、5月は2019年の約1/4程度でした。
その後、Go To トラベルの影響もあり、
2019年とほぼ同じレベルまで戻してきました。
しかし、その後、新たな感染の波が起きたことから
Go To トラベルの一時停止になり、再び宿泊者数は減りました。
現在は2019年の約半分といったところでしょうか。
需要が蒸発した、という表現が
あてはまるようなグラフになっていますね。
では、また。