田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

global bridge HOLDINGS(3)

引き続き、global bridge HOLDINGSを見ていきます。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

営業赤字を新規開設園に対する補助金でカバーしてきましたが、

2021年は新規園が6園となっており、補助金が少なくなりそうです。

 

売上と費用の視点で見ていきます。

まずは売上につながる在籍率です。

 

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2020年と2021年で在籍率を比較すると、

2021年は全体で7%ポイント(81%から88%へ)増加しています。

 

特に歳児が上にいくほど増加していることから、

開園時には下の歳児から定員が埋まっていき、

徐々に上の歳児に広がっていくといった様子がイメージができます。

これにより売り上げ増が見込めますね。

 

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次に費用を見ていきます。

 

売上を売上原価と売上総利益にわけた棒グラフです。

売上の大半を売上原価が占めていることがわかりますね。

 

売上総利益率は6%前後となっています。

2020年は少し下がって4%でした。

 

その後の2021年12月期 第3四半期報告書によると

2021年は第3四半期累計の売上総利益率は10%となっており、

以前に比べて費用が削減されている様子が推測されます。

 

売上を増やし、費用を削減することで、

今までの補助金収入分を補うという方向に進んでいるようです。

 

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