株式会社農業総合研究所(4)
前回の続きです。
tanaka-corp-plan.hatenablog.com
流通総額の内訳を販売方法別にみてみます。
四半期単位でみた直近2年間の流通総額の推移です。
年度の前後半で上下する傾向はありますが、全体的には増加しています。
内訳で見ると委託販売が最も多いのですが、
あまり増加はしておらず、他の販売方法の増加が目立ちますね。
委託販売がベースとなり、買取委託や卸販売が
その上に積み上げられている、というイメージになります。
先程のスライドを全体を100%として表現したものです。
このような表現にすると委託販売の割合が減少し、
それ以外の方法が増えていることがよくわかりますね。
今度は流通総額に対する売上総利益率を、販売方法別に推移を見ました。
全体として、委託販売の利益率が最も高く、
買取委託や卸販売はそれを下回っていることがわかります。
卸販売の利益率が2021年4Qで大幅に下がっているのが気になりますね。
流通総額に対する売上総利益率は、全体では20%前後で推移していました。
しかし、今後、買取委託や卸販売の割合が増えていくと、
利益率が低下していく可能性があるかもしれませんね。