田中経営企画室 調査報告書

経営企画室 調査企画担当の田中が、新規事業や既存事業に役立つような情報を探し、集計し、スライド化したものを公開していきます。

医療機関の利益率

田中です。

 

前回は医療機関の売上高を中心に見ていきました。

 

tanaka-corp-plan.hatenablog.com

 

今回は利益に軸に見ていきます。

まずは売上を100%としたときの内訳です。

 

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獣医、無床診療所、歯科は、他に比べて変動費が多めになっています。

これらの業種では、患者ごとに使い捨ての医療機器などを使っているため

ということなのでしょうか。

 

介護やグループホーム保育所は、人件費の占める割合が多いですね。

こういった業種では、いかにたくさんの利用者を集めるのか、が

利益を多く生み出すカギとなりそうです。

 

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横軸に売上高、縦軸に利益率で各業種をプロットしました。

右上にあるものが、売上、利益率ともに高いものになります。

ここにあるのは、予想通り歯科や無床診療所になりますね。

 

左下は売上、利益率が低いものですが、

介護やグループホームがここにプロットされています。

さきほどのチャートでは、保育所と同じグループだったものですね。

どちらも公的な補助金が収入のベースかと思われますが、

介護保険と保育の補助金では単価が違うのでしょうか。

 

按摩マッサージ等は売上は低いのですが、利益率が高いですね。

変動費も少ないので、小さく儲けやすい業種という可能性がありますね。

 

では、また。

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