保育所のビジネス環境(3)
田中です。
前回からの続きです。
各年齢でも利用率が上昇しており、
保育所側から見ると経営は安泰のようにも見えます。
実際にはどうなのでしょうか?
これまで見てきたように、利用児童数は増加を続けています。
それに対して、利用児童数を上回る速さで定員が増加してきました。
その結果、定員と利用児童数のギャップが大きくなってきました。
待機児童解消という面では、利用者や行政からは望ましい結果です。
反対に保育所経営者側からすると不安材料となりそうです。
宿泊施設でいえば稼働率にあたる定員充足率を計算すると、
平成24年の97.2%をピークに、平成31年には92.8%まで低下しました。
設備やスタッフに空きが出始めていることが想像できますね。
では、また。