好きな科目の男女差(1)
名古屋大学の工学部で女子枠を設けるというニュースがありました。
学校推薦型選抜で、工学部の2学科に「女子枠」を新設するそうです。
具体的には、電気電子情報工学科の募集定員を11人から12人に、
エネルギー理工学科を4人から6人に増やして、
それぞれ半数を女子に充てる、とのことです。
男子と女子で好きな科目に違いはあるのでしょうか?
調べてみました。
まずは、国語、数学、英語です。
横軸に小学生がその科目を好きな割合、縦軸を中学生の割合でプロットしました。
右上にいくほど、小学生も中学生も好きな科目であり、
右下なら中学生より小学生のほうが好きな科目、
左上なら小学生より中学生のほうが好きな科目となります。
これを見ると、相対的に男子は算数(数学)が、女子は国語が好きですね。
特に男子の算数(数学)は、小学生と中学生の両方で好きな科目になっています。
一方で英語は、男女差はなさそうです。
今度は、理科と社会で比較しました。
理科も社会も男子のほうが好きと答えている割合が多いですね。
理科は他の科目に比べて男女差が大きく開いていることがわかります。
また、中学になるとその科目を好きと答える割合が減ることが多いのに対して
男子の社会だけは中学生のほうがより多く好きと答えています。
好きな科目に男女差はありました。
次回は、成績はどうなのか、を調べていきます。