日本の税収と内訳
田中です。
税収が60.8兆円に達したというニュースがありました。
過去10年程度の推移はどのようになっているのか
財務省のホームページから情報を調べてみました。
まだ令和2年度の税収が、60.8兆円に更新されておらず
補正後予算額になっていましたが、そのままの数字を使いました。
一般会計税収計でみると、2011年以降増加を続け、2018年には60.4兆円に達しています。
その後、ほぼ横ばいから微減の予算額でしたが、ニュースでは60.8兆円に達したとありましたね。
順調に税収は増えているようです。
内訳をみると、2011年には所得税、法人税、消費税、その他の4つが
ほぼ同じ比率でした。その後は法人税が割合を減らし、消費税が増えていることがわかりますね。
今の税収の7割、すなわち税収の主力は、所得税と消費税である、と言えそうです。
金額を基準として、税項目別に推移を見ました。
消費税は、増税がない限り、毎年ほぼ同じ税額であり、
とても安定した財源であることがグラフからもわかりますね。
所属税は2011年から2018年にかけて増加し、
その後は横ばいから微減といったところです。
法人税は、上下動を繰り返しながらも、
ほぼ横ばいといったところでしょうか。
最後に税項目を2011年を100とした指数で見てみました。
消費税が以前に比べると最も伸びていることがはっきりとわかります。
所得税がそれに続いていますね。
法人税は上下しながらも、ほぼ横ばいです。
税収が毎年伸びてきていること、
財源としては消費税に軸足を移してきていることがわかりました。
消費税は他の税項目に比べると非常に安定していることが
グラフからもよくわかりましたね。
今後も安定した財源として消費税により軸足を移していくのかもしれませんね。
では、また。