日本と米国の富裕層
田中です。
このようなレポートが出ていました。
日本の富裕層マーケットに関する考察
https://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u202107_1.pdf
このレポートにあったデータを使って、まとめスライドを作りました。
国によって富裕層の人数と人口に占める割合は異なります。
米国と中国は突き抜けた特徴がありますね。
アメリカンドリームを体現している米国は富裕層の人数も、人口に占める割合も多い。
中国は富裕層の人数は多いのですが、人口に占める割合は少ない。
国全体から見ると富裕層はまだまだ少ないと言えそうです。
富裕層の人数は少ないのですが、人口に占める割合が多い国として、
スイスが入っています。イメージ通りの感じがします。
それ以外にオーストラリアやオランダが同じグループに入っています。
これらの国は、少し意外な感じがしました。
日本は、カナダ、英国、フランス、ドイツと同じグループですね。
比較した国々の中では、富裕層の人数も人口に占める割合も少ないと言えそうです。
日本と米国でもう少し比較をしてみました。
個人金融資産が、どの層に分布しているかを調べたものです。
米国と日本の違いが一目瞭然ですね。
米国では、資産の多くを富裕層が持っています。
一方、日本では富裕層ではなく、アッパーマス層以下が持っています。
富めるものが多くを持っている米国と、
それに比べるとより多くの人が資産を持っている日本と言えそうです。
この調査では、国別の比較でしたが、日本の都道府県別の比較もあると面白そうですね。
富裕層ビジネスをするなら、東京都ではなく意外と○○県がよい、といった情報も見えてきそうです。
では、また。